ナマズ
- 英名
- Japanese common catfish
- 学名
- Silurus asotus Linnaeus
- 別称
- マナマズ(別名)
- 分類
- ナマズ目 ナマズ科 ナマズ属
- 体長
- 60cm
- 分布域
- 沖縄を除く日本各地。朝鮮半島、中国、台湾
- 特徴
- 頭部は上から押しつぶしたように平べったく、下顎が突出して受け口になっている。成体では上顎と下顎にそれぞれ一対ずつヒゲをもつ。体色は、黒褐色をベースに、亜鉛メッキのような独特の白斑が散りばめられる。河川の中・下流域や湖沼にすみ、夜間活動し、魚、えび、カエルなどをひと飲みにする。春、群れを作って浅瀬や水田に押し寄せ、オスはメスの腹部に巻きついて産卵を促し、放精を行なう。産み出された卵は2~3日で孵化し、すぐに餌を食べ出す。成熟までには3年ほど掛かる。刺し網、底曳網、延縄などで漁獲されるが、需要も供給も縮小した現在では本種を専門に狙った漁はほとんど行われず、混獲されたものが地元で消費される程度である。
- 料理法
- 肉は白身で程良く脂もあり、蒲焼き、天ぷら、煮物として美味。旬は冬。淡水魚特有の泥臭さを抜くために、活ものを求め、2,3日は真水で泳がせるほうがよい。胸ビレには鋭いトゲがあるので要注意。