アヤトビウオ
- 英名
- Yellow-wing flyingfish
- 学名
- Cypselurus poecilopterus (Valenciennes)
- 別称
- セミトビ
- 分類
- ダツ目 トビウオ科 ハマトビウオ属
- 体長
- 25cm
- 分布域
- 関東以南の太平洋沿岸~南日本、台湾東岸。その他、太平洋の熱帯域
- 特徴
- トビウオ類には珍しい派手な胸鰭をもつ一方、その他の鰭は透明で斑紋を持たない。学名の‘poecilo’は、ギリシャ語で「斑点のある」、‘pterus’は「翼」の意。体は太短く、東京の市場ではセミトビと呼ばれる。黒潮の影響のある沿岸から沖合の表層にすみ、動物プランクトンを餌とする。トビウオ類には、幼魚時代に下顎にヒゲをもつ種類が多いが、本種は一度もヒゲを持たない。6~8月にかけて沖縄から伊豆七島に現れ、定置網、刺し網で漁獲される。8月~9月には房総半島に達し、その後南下すると考えられる。
- 料理法
- 小型だが、身には脂があって美味。刺身、タタキ、塩焼きなど。旬は夏。