ヤナギノマイ
- 英名
- Steindachner’s rockfish
- 学名
- Sebastes steindachneri Hilgendorf
- 別称
- アカバチメ(秋田)、ヤナギ・ヤナギノメ(青森)、モヨ・モイ・モンキ・ダッコ(北海道)
- 分類
- カサゴ目 フサカサゴ科 メバル属
- 体長
- 30cm
- 分布域
- 東北~オホーツク海、日本海北部
- 特徴
- 両眼の間にトゲがある。黄色と橙色と褐色が複雑に入り混じった派手な体色で、側線に沿って白線が走る。水深200m以浅の岩礁域や砂泥底に群れを作ってすむ。特に日本海に多い。卵胎生魚で、12月頃に交尾して、6~7月に、一尾のメスが10~30万尾もの仔魚を生み出す。刺し網、定置網、延縄、一本釣り、底曳網などで漁獲されるが、どれも本種を目的にしたものではなく、ホッケやサクラマスなど他種狙いの混獲である。
- 料理法
- 派手な外見のためか産地以外では敬遠され、あまり出回らないが、身肉は美しい白身で、煮付け、塩焼き、空揚げ、汁物など、どのように料理しても結構旨い。鮮度の良いものは刺身でも美味。