トヤマエビ
- 英名
- Coonstripe shrimp
- 学名
- Pandalus hypsinotus Brandt
- 別称
- ボタンエビ(北海道、青森、山形、石川、福井、京都他)、オオエビ(北海道、石川、福井)、トラエビ(北海道)、シマエビ(山形)、タラバエビ(山形、石川)
- 分類
- 十脚目 コエビ下目 タラバエビ科 タラバエビ属
- 体長
- 25cm
- 分布域
- 山陰以北の日本海~オホーツク海。その他、ロシアからアラスカにかけて広く分布。
- 特徴
- ホッコクアカエビ(アマエビ)に近縁だが、ずっと大型になる。頭胸甲の背面は盛り上がり、がっちりとした体型。水深100~400mの泥底にすみ、ヨコエビ、貝類、クモヒトデなどを餌とする。ホッコクアカエビ同様、雄性先塾の性転換を行う。すなわち、最初はすべてオスで、4歳半で性転換をしてメスになり、8歳くらいまで生きる。トヤマエビの名は、富山湾での漁獲が歴史的に有名であったため。一般にはボタンエビの商品名で呼ばれるが、同名の標準和名をもつ種類が別に存在する。
- 料理法
- 高級な刺身・寿司種用。ホッコクアカエビより身が締まっており、すっきりとした甘みをもつ。天ぷら、塩焼きも美味しい。