ケガニ
- 英名
- Horsehair crab
- 学名
- Erimacrus isenbeckii (Brandt)
- 別称
- オオクリガニ(大栗蟹)
- 分類
- 十脚目 短尾下目 クリガニ科 ケガニ属
- 体長
- 甲長10cm、最大:オス甲長15cm、メス12cm
- 分布域
- 島根以北の日本海沿岸、茨城以北の太平洋沿岸、オホーツク海沿岸。その他、アラスカ、ベーリング海、千島列島、カムチャッカ、サハリン、朝鮮半島東岸。
- 漁獲法
- かに籠
- 特徴
- 甲羅と脚は短い毛で密に覆われる。水深30~150mの砂泥底に生息し、水温の高い夏から秋は深場に、冬季は浅場へ移動を行う。ヨコエビ、貝、イカ、ゴカイなどを餌として成長するが、その速度は遅い。特にメスは約4歳で成熟後は、2~3年に一度しか脱皮せず、脱皮直後しか交尾できないため、産卵も2~3年に1度しか行わない。
北海道では重要な産業種で、カゴを使って漁獲され、活きたまま全国に出荷される。
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- 料理法
- 身は繊細な香りと甘みが多く、きわめて美味。ミソも絶品。また、殻が薄く柔らかいので、身の量も多く、食べやすいという利点がある。ミソの流出を防ぐため、茹でるより蒸したほうがよい。焼きがにもよい。