キュウリウオ
- 英名
- Rainbow smelt、Toothed smelt
- 学名
- Osmerus eperlanus mordax (Mitchill)
- 別称
- キュウリ(北海道)、フラルイチャプ(アイヌ語)
- 分類
- サケ目 キュウリウオ科 キュウリウオ属
- 体長
- 25cm、最大35cm
- 分布域
- 日本では北海道。他に、北太平洋北部、北極海、北大西洋西部に広く分布。
- 特徴
- シシャモに似るが、本種は口が大きくて下顎が長く、その前端に2~4本の鋭い歯を持つ。また、より大型になり、寿命も長い。鮮魚はキュウリのような青臭い匂いを放つためこの名がついたとされるが、鮮度のよいものは体色も薄緑色で、外見もキュウリを想い起こさせる。沿岸域に生息し、エビ、イカ、小魚を餌とする。日本では、4~5月、河川を少し遡上して、下流の砂礫底で産卵を行なう。産卵直前に沿岸に集まった群れを、小型定置網、刺し網などで漁獲する。また、釣りの対象にもなる。
- 料理法
- 味は淡白で、価格も安いものであるが、塩焼き、干物、フライ、空揚げにすると結構旨い。匂いが気になる場合は、一度冷凍すると消えるという。また、産地では刺身にもするが、これが非常に美味という。