アルゼンチンマツイカ
- 英名
- Argentine shortfin squid
- 学名
- Illex argentinus (Castellanos)
- 分類
- ツツイカ目 アカイカ科 マツイカ属
- 体長
- 胴長(外套長) 33cm
- 分布域
- アルゼンチン沿岸~フォークランド諸島周辺。
- 特徴
- 外見はスルメイカによく似る。水深50~200mの大陸棚上に多く生息し、オキアミやハダカイワシなどを餌とする。1970年代までは、メルルーサ漁でわずかに混獲される程度であったが、1978年に日本のトロール船による漁獲が始まり、さらに日本国内のスルメイカの不漁を背景に、多くのイカ釣り漁船が日本から参入した。日本と地元のアルゼンチン以外にも、ポーランド、韓国、台湾の漁船も加わって漁獲量は増加して行き、1990年代末には年間漁獲量が100万トンに達した。その直後、一度漁獲量は急減したが、今はやや持ち直している。なお、現在、日本船による漁獲はほとんどなくなり、アルゼンチンからの輸入品が供給されている。
- 料理法
- 肉質がやや硬いため刺身には向かないが、天ぷら、フライ、焼き物、煮付けなどで美味しい。また、スルメ、サキイカ、塩辛などの原料としても重要。