メジナ
- 英名
- Largescale opaleye
- 学名
- Girella punctata Gray
- 別称
- グレ(関西、四国)、クシロ(静岡)、クロイオ・クロダイ(九州)
- 分類
- スズキ目 メジナ科 メジナ属
- 体長
- 50cm
- 分布域
- 北海道南部以南の日本。東シナ海、台湾
- 特徴
- 日本には3種類のメジナ類がいるが、クロメジナは鰓蓋の後縁が黒いこと、オキナメジナは体に白い帯を持つことで、本種と区別される。外海の岩礁域にすみ、海藻や甲殻類などを餌とする。春から初夏に産卵し、稚魚は、最初は流れ藻に付き、その後、磯に移って生活する。この頃、タイドプールでもよく見られる。主に、定置網、釣りで漁獲される。引きが強いので、磯釣りの対象として人気がある。
- 料理法
- 身はしばしば非常に磯臭いことがあるが、冬期にはハバノリという海藻を多く食べるため臭みも薄らぎ、質のよい脂も乗って、刺身、塩焼き、煮魚として美味。また、臭みを出さないようにするために、漁獲後、活き締めをして、速やかに内蔵を除去することが大切。