マナガツオ
- 英名
- Silver Pomfret
- 学名
- Pampus argenteus (Euphrasen)
- 別称
- マナ(関西)、ギンダイ(富山)、チョウチョウ(紀州)、チョウキン(岡山)、フーイチャー
- 分類
- スズキ目 マナガツオ科 マナガツオ属
- 体長
- 通常30cm、最大60cm
- 分布域
- 南日本、東シナ海。その他、東南アジアからインドを経て、ペルシャ湾まで。
- 特徴
- 生時には、いぶし銀のような色の細かい鱗で覆われるが、この鱗はきわめて剥落しやすいため、通常目にするのは青白色の皮だけの姿。水深200m位の大陸棚上の砂泥底に生息し、クラゲやサルパ、プランクトン性の甲殻類などを餌とする。春から夏にかけて、沿岸に群れを作って来遊し産卵を行う。主に底曳網で漁獲され、東シナ海、瀬戸内海での水揚げが多い。また、インドなどから冷凍品の輸入も多い。
- 料理法
- 脂はあるが癖のない白身で、照焼き、みそ漬としてたいへん美味しい。大型で鮮度が良ければ、刺身も絶品。「西海に鮭なし、東海に真名鰹なし」と言われるように、古くから関西にて重用された魚種で、京都の西京漬けが特に有名。また、中国料理でも、揚げてから煮たり、あんを掛ける料理法が定番。脂の乗る冬が旬。