おさかなギャラリー:マルハニチロ食品

詳細情報

ホンニベ

ホンニベ
Illustrated by 鈴木勝久
英名
Brown croaker、Mi-iuy croaker
学名
Miichthys miiuy (Basilewsky)
別称
ニベ(長崎、下関)
分類
スズキ目 ニベ科 ホンニベ属
体長
70cm
分布域
東シナ海、黄海、渤海、南シナ海
特徴
体色は暗褐色で他のニベ類と容易に区別できる。主な産地では、単にニベと呼んでいるが、標準名をニベという魚は別に存在する。水深15m~100mの泥底にすみ、エビ、カニ、小魚、イカなどを餌とする。産卵期は春から夏。1年で33cm、3年で50cm、5年で60cmに成長する。本種は、1~5月は成長を休止し、6~12月に急速に成長する。寿命は12~13年。主に底曳網で漁獲され、冬に多く獲れる。なお、ニベ科の魚の浮袋からは膠(にかわ)という接着剤が製造される。取り付く島がない、愛想がないという意味の「にべもない」の語源である。
料理法
身質の柔らかいニベ・グチ類の中にあって、比較的しっかりとした身質で、脂も乗って、同類中で最も美味とされる高級魚。刺身で賞味するのが一番だが、煮付け、天ぷらも美味。岡山、関西方面で特に人気が高い。旬は冬。