おさかなギャラリー:マルハニチロ食品

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キントキダイ

キントキダイ
Illustrated by 鈴木勝久
英名
Red bigeye
学名
Priacanthus macracanthus Cuvier
別称
アカメ(下関、長崎、奄美)、ウマヌスット(福岡)、カネヒラ(高知)、イーキブヤー(沖縄)、キンメ(東京、神奈川)
分類
スズキ目 キントキダイ科 キントキダイ属
体長
30cm
分布域
本州中部以南の太平洋岸、琉球列島。その他、東シナ海、南シナ海、東南アジア、北オーストラリア、アンダマン海
特徴
鮮やかな赤い体色から、浮世絵などに赤い肌で描かれることの多かった坂田金時(金太郎)にちなんで名付けられた。日本には、同属の近縁種が5種類いるが、本種は、背鰭、腹鰭、尻鰭に黄色い斑点を持つのが特徴。大陸棚上の岩礁域やサンゴ礁域に群れを作ってすみ、昼間は岩陰で休み、夜は大きな眼を使って泳ぎ回り、アミ、エビ、カニ、シャコなどの甲殻類を食べる。底曳網、定置網、刺し網、釣りなどで漁獲され、惣菜用に向けられる。
料理法
皮は硬く、さらにざらざらした硬い鱗に覆われているが、中身は柔らかで美しい白身。焼き物、煮付け、フライ、刺身として美味しい。干物、すり身にも加工される。硬い皮はそのまま料理して、食べるときに残せばよい。刺身にする場合は、鱗は取らずに皮ごと引いて除いてしまえば簡単。