マルソウダ
- 英名
- Frigate mackerel
- 学名
- Auxis rochei (Risso)
- 別称
- ソウダガツオ、ソウダ、メジカ(マルソウダと区別せず使用される)
- 分類
- スズキ目サバ科ソウダガツオ属
- 体長
- 55cm
- 分布域
- 北海道以南の日本沿岸。世界中の温帯・熱帯海域に広く分布。
ヒラソウダより沿岸に近い海域を回遊する。
- 特徴
- カツオに似るが、模様は背中の一部のみで、また、眼の位置が口に近い。(ヒラソウダも同様)
ヒラソウダに似ているが、体の横断面がほぼ円形に近い。
鰓蓋上端にある黒斑は背中の暗色域に接する。(ヒラソウダでは離れている)
胸甲部は、第2背鰭を越える。(ヒラソウダでは第1背鰭と第2背鰭の間で急速に細くなって、終了する)
- 料理法
- ヒラソウダよりさらに血合い部分が多いため、鮮度の低下が早く、ヒスタミン中毒(いわゆる青物アレルギー)を起こしやすいため、生のまま市場に出ることさえ少なく、まして一般に生食されることはほとんどない。
ただし、釣ったものを血抜きして、よく氷で冷やして保存したものは刺身で非常に美味という話もあるが、これは釣り人の特権であろう。
普通は、なまり節、味噌煮などにされる他、鰹節に加工され、そばの出汁として利用される。