シロアマダイ
- 英名
- White blanquillo、White horsehead
- 学名
- Branchiostegus albus Dooley
- 別称
- シラカワ(東京)、シロクジ・シロカワ(紀州)、シロクズナ(長崎、鹿児島)
- 分類
- スズキ目 アマダイ科 アマダイ属
- 体長
- 45cm
- 分布域
- 本州中部以南の日本。釜山から東シナ海、フィリピン
- 特徴
- 体形はアカアマダイに似るが、本種は顔に白い模様がない。また、眼は小さく、体色は全体に薄い赤紫色。アカアマダイよりやや浅い水深30~100mの砂泥底に穴を掘ってすみ、穴から頭だけを出して回りをうかがい、近くを通る小魚やエビなどを餌とする。延縄、1本釣り、底曳網、刺し網などで漁獲される。アカアマダイ同様、日本海での水揚げが中心だが、その量はアカアマダイよりはるかに少ない。
- 料理法
- 淡白なアマダイ類の中では比較的脂が乗り最も美味とされるが、市場の評価はアカアマダイとほとんど変わらない。どちらの種類でも、大型で鮮度と身質の良いものが高い。料理法もアカアマダイに準ずる。身肉はやや水っぽいので、干物、味噌漬が一番。酒蒸し、椀だね、揚げ物も美味。また、鮮度の良い大型のものは刺身によい。一塩して身を締めるか昆布締めに。旬は冬。