イトヨリダイ
- 英名
- Golden threadfin bream
- 学名
- Nemipterus virgatus (Houttuyn)
- 別称
- イトヨリ(全国各地)、アカナ(鹿児島)、ボチョ、テレンコ(和歌山)
- 分類
- スズキ目イトヨリダイ科イトヨリダイ属
- 体長
- 30cm
- 分布域
- 琉球列島を除く本州中部以南の日本、東シナ海、ベトナム、フィリピン、オーストラリア
- 漁獲法
- 一本釣り、延縄、底曳網など
- 特徴
- 薔薇色の地に8本の黄金色の縦縞が走り美麗。尾鰭の上葉の先端が糸状に伸びることが名前の由来。水深40~100m位の泥質の海底に住み、甲殻類、イカ、タコ、小魚などを食べる。
- 料理法
- 上品な姿と美しい白身をもつ高級魚。関東では、体色が鮮やかすぎて敬遠するむきもあるが、関西ではその皮目の美しさを生かした皮霜造りの刺身や椀物などに重用される。また、焼き物、蒸し物など使われる。身はやや柔らかいので、一塩して締めてから用いるとよい。南方には近縁種が多く、海外で本種とともに冷凍すり身に加工されたものが輸入され、さまざまな練製品に使われている。