アラスカメヌケ
- 英名
- Pacific ocean perch
- 学名
- Sebastes alutus (Gilbert)
- 別称
- アカウオ(近縁種を含む総称)
- 分類
- カサゴ目 フサカサゴ科 メバル属
- 体長
- 40cm、最大50cm
- 分布域
- 宮城県以北、ベーリング海を経て、南カルフォルニアに至る北太平洋
- 特徴
- 下顎は上顎より前方に突出し、先端に小さな突起がある。通常、水深160~300mに生息する。底魚ではあるが、主食はプランクトンで、夜間、オキアミやカイアシ類を求めて中層を泳ぎ回る。その他、ハダカイワシ類も餌とする。卵胎生で、10~2月に交尾を行って、3~6月に仔魚を産む。成長が遅い一方、非常に長寿で、100歳以上生きると言われる。かつてベーリング海で漁獲されたものが大量に搬入され、アカウオの商品名で売られたが、その後本種の資源が減少したため、現在の供給は北大西洋産の近縁種にかなり置き換わっている。
- 料理法
- 癖のない白身で、脂もあり美味。ほとんどが、切り身にされ、粕漬け、味噌漬に加工される。その他、空揚げ、煮付け、ムニエルなど。水揚量は少ないが、鮮度のよい近海物は刺身にもでき、美味しい。