ヒラスズキ
- 英名
- Blackfin seabass
- 学名
- Lateolabrax latus katayama
- 別称
- ヒラ(釣人用語)、モス(紀伊半島、伊豆半島)
- 分類
- スズキ目 スズキ科 スズキ属
- 体長
- 90cm
- 分布域
- 房総半島、長崎以南の日本。朝鮮半島南部。
- 特徴
- スズキに似るが体高があり、特に背中の前半部が盛り上がる。また、尾鰭の付け根が太く、各鰭に黒味が強い。成魚はやや外海の岩礁域に多い。幼魚は汽水域に生息することもあるが、スズキのように純淡水域を遡上することはない。また、スズキより南方系といわれるが、沖縄では釣れればニュースになるほど生息数は少なく、非常に分布域の狭い種である。産卵期は2~3月頃らしい。定置網、刺し網などで漁獲され、スズキよりも高値で取引される。また、ルアーフィッシングの対象として絶大な人気を有す。
- 料理法
- 脂の乗った美しい白身で、純海水にすむためかスズキのような癖もなく、食味はむしろタイに近い高級魚。薄作りの刺身が絶品だが、焼き物、フライなどでも旨い。スズキの旬は夏だが、本種の旬は冬。