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廃棄物発生量・最終処分量の削減

目標と実績

マルハニチログループは、貴重な食資源を取り扱う企業グループとして、資源の有効利用を重要なテーマと位置づけています。2014年度から、環境中期4ヵ年計画に「廃棄物 の削減」を加え、廃棄物総排出量を2017年度までに2013年度比4%以上削減するという数値目標を掲げました。

2016年度は、工場をもつ企業が中心となり、工程改善による製品不良の抑制やメンテナンス強化による設備起因の廃棄物の発生抑制などに取り組みました。この結果、グループ全体の廃棄物総排出量は30,424トンとなり、2013年度比で2,888トン(8.6%)の削減となりました。

  廃棄物総排出量(t) 削減量(t) 削減率(%)
2013年度(基準年) 33,312
2014年度(実績) 31,145 2,167 6.5
2015年度(実績) 31,254 2,058 6.1
2016年度(実績) 30,424 2,888 8.6
2017年度(目標) 31,980以下 1,332以上 4.0以上

活動事例

バイオガス発電設備の導入(マルハニチロ 下関工場)

下関工場は、果実入りカップゼリーの主力生産工場で、「今日のくだもの大満足」シリーズ、「フルティシエちょっと贅沢」シリーズなど多くの商品群の生産を行っています。使用する果実はシロップ漬けの原料を使用し、このシロップ液のほとんどが生産工程中に分離され産業廃棄物(動植物性残渣)として廃棄されていました。多い日には1日5トン以上のシロップ液が分離され、年間では1,000トン以上にもなり、この動植物性残渣の減量化は、工場が解決すべき大きな環境改善課題となっていました。

そこで、この課題解決に向けて、2012年度から取り組みを開始し、約半年をかけて、廃シロップの分解処理およびメタン発酵の試験を地元企業と共同で進め、2013年には発生したメタンガスを利用できる“バイオガス発電設備”を導入しました。2014年度からは、1,400トン以上の廃シロップ液を自設備で処理できるようになり、それにともなう動植物性残渣処理費用の軽減、加えて処理過程で発生するメタンガスをバイオガス発電に利用し熱量を再利用するなど、省エネルギー面でも大きな効果をあげ、大幅な費用削減に繋がりました。

※ メタン発酵: メタン菌(嫌気性菌)にシロップなど動植物性残渣を原料として与え、処理槽内で発酵させることでメタンガスを取り出す方法。ここで発生するメタンガスをバイオガスといいます。

バイオガス発電設備フロー図

2015年からは、このプラントの有効活用と工場から排出される動植物性残渣の減容化に向けて、まずは、魚肉練り製品製造工程から排出される煉り肉を対象に、取り組みを始めました。煉り肉は、タンパク質(窒素分)を含むため、発酵槽の微生物の栄養付与にも繋がり、シロップ単独時よりもバイオガスの発生が多くなることがわかりました。2015年度は約20トンを、その後、2016年度は約130トンを、メタン発酵槽に投入することができるようになりました。引き続き、工場内の落下品の削減や焼き工程の安定化を図りながら、煉り肉の導入量を増やし、廃棄物の減容化に繋げていきます。

フロスの資源化(マルハニチロ北日本 釧路工場)

マルハニチロ北日本釧路工場は、主に、サケ、サンマ、イワシの缶詰を生産しており、とくにサンマ、イワシを使用した商品は、お客さまからの評価が高く、ここ数年で順調に販売数量を伸ばしています。

サンマ製品の増産にともない、排水処理設備から排出される「フロス」と呼ばれる魚油が混ざった懸濁物も大幅に増加し、この「フロス」を削減することが課題でした。とくに、この「フロス」は産業廃棄物として扱われるため、廃棄物処理費用も増え、処理費用の7割を占めるまでになっていました。そこで「産業廃棄物削減」を重点課題とし、「フロスの有価物化」に向けた改善活動に取り組みました。

サケ缶製造時に発生する油分の少ないフロスは、工場の既存設備でも十分脱水することが可能で、肥料原料として売却していました。しかし、サンマやイワシ缶の製造時に発生するフロスは油分が多く、工場の既存設備では十分な脱水ができないため肥料製造時のコストが嵩むことから肥料工場への売却ができず、産業廃棄物として処分するしかありませんでした。

2013年10月から、油分を多量に含んだフロスでも脱水する装置とフロスの形成方法について検討を進めました。その結果、2014年9月、フロスの脱水率を大幅に改善することに成功し、肥料原料として売却が可能となりました。さらにフロス脱水時に抽出される油分を効率的に分離する検討も同時に進め、分離した油は肥料工場の乾燥工程で使用するバーナー用燃料として、売却が可能となりました。最終的に、2013年度1,250トンあったフロスの廃棄は、2014年度835トン(▲415トン)、2015年度には334トン(▲916トン)、2016年度は、197トン(▲1,053トン)と3年間で大幅な削減ができました。

引き続き、廃棄物排出量の削減、CO2排出量の削減につなげていきます。

釧路工場全景
脱水率を大幅に改善した脱水機
サンマ、イワシ缶製造時に出る「フロス」新設備の導入で、肥料・燃料としての活用が可能になりました

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