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オゾン層破壊物質の削減と地球温暖化防止

考え方

冷凍・冷蔵設備に冷媒として使用されているフロン(R-22)は、オゾン層破壊の原因物質であることから、2020年までに全廃することが法律で決まっています。また、その代替物質である代替フロン(HFC)もまた、大気に放出されることで地球温暖化への影響が大きいことが懸念されています。

そのため、マルハニチログループでは、“既存のフロン使用設備の更新および新規冷凍・冷蔵設備の購入にあたっては、代替フロンではなく、より地球環境に優しい冷媒である自然冷媒※を使用した設備を採用する”という考えのもと、設備の更新・新規購入を進めています。これにより、オゾン層保護だけでなく地球温暖化防止にも配慮した設備導入となるように活動を進めています。

※ 自然冷媒:自然界に存在する物質かつ冷媒となる性質を持つ物質のことで、フロンや代替フロン以外の物質のこと。具体的には、CO2、イソブタンなど炭化水素、アンモニアなどの物質をいいます。

活動事例

取り組みを一段進めた"空気冷媒" (マルハニチロ九州)

マルハニチログループでの自然冷媒設備の採用は、アンモニアとCO2を使用した設備が主体でした。2011年度からは取り組みを一段進め、より省エネ性能に優れた"空気冷媒"を採用した超低温設備の導入を実施しました。

マルハニチロ九州では、経済産業省の「平成22年度代替フロン等排出削減先導技術実証支援事業」を活用して超低温フリーザーを2012年に導入しました。 現在、年間約34トンの電力由来CO2 とフロンガス600kg(CO2 換算2,352トン)が削減されています。

"空気冷媒"を採用した超低温設備のシステム図

フリーザー用冷凍機の自然冷媒化 (マルハニチロ 大江工場)

2013年度に、老朽化したフロン冷媒の連続急速冷凍設備を最新式の省エネ型ノンフロン設備へ更新しました。導入にあたり、経済産業省の公募する「平成25年度代替フロン等排出削減先導技術実証支援事業」として採択されています。本設備にはフリーザー用途におけるCO2圧力安定化制御に関する技術を取り入れています。本事業の成果として、年間220トンのCO2排出量の削減を見込まれます。

2015年度は、老朽化したフロン冷媒の急速凍結用冷凍機2基を、ノンフロン設備へ更新しました。導入にあたり、経済産業省の公募する「平成27年度代替フロン等排出削減先導技術実証支援事業」として採択されています。

本事業の成果として、年間327トンのCO2排出量の削減を見込んでいます。

マルハニチロ 大江工場

自然冷媒を採用した氷蓄熱空調熱源設備、凍結庫用冷凍機の導入 (マルハニチロ 宇都宮工場)

工場空調用冷凍機の更新に伴い、ノンフロン設備を導入しました。導入においては、環境省の「平成24年度自然冷媒冷凍等装置導入促進事業」の採用を受けています。

事業におけるCO2削減効果は、エネルギー起源CO2削減と冷媒漏洩CO2換算削減効果を合わせ、2,107トンの削減効果が見込まれます。

2015年度は、老朽化したフロン冷媒の凍結庫用冷凍機2基を、ノンフロン設備へ更新しました。導入にあたり、経済産業省の公募する「平成27年度代替フロン等排出削減先導技術実証支援事業」として採択されています。

本事業の成果として、年間16トンのCO2排出量の削減を見込んでいます。

ノンフロン工場空調用冷凍機

デザートライン冷凍設備、スパイラルフリーザー用冷凍設備の自然冷媒化(ヤヨイサンフーズ 清水工場、九州工場)

"2015年度にデザートラインの
冷媒設備をノンフロン設備に更新

2020年までの脱フロン化計画に基づき、2015年度にデザートラインの冷凍設備をノンフロン設備に更新しました。本設備導入にあたり、環境省の平成27年度「先進技術を利用した省エネ型自然冷媒機器普及促進事業」として採択されました。

本事業の成果として、年間77トンのCO2排出量の削減を見込んでいます。

また、ヤヨイサンフーズ九州工場では、2025年度までの脱フロン化計画に基づき、2016年度にスパイラルフリーザー用冷凍設備をノンフロン設備に更新しました。

成果として、年間617トンのCO2排出量の削減を見込んでいます。

ヤヨイサンフーズ 九州工場外観
ノンフロン冷凍機

F級冷蔵庫冷凍設備の自然冷媒化 (ニチロ畜産 札幌工場)

2014、2015年に環境省の補助事業を利用し、2014年度はソースカツラインのスパイラル用冷凍設備を、2015年度はF級冷蔵庫用冷凍設備をノンフロン設備に更新しました。

本事業の成果として、合計、年間260トンのCO2排出量の削減を見込んでいます。

ニチロ畜産 札幌工場外観
ノンフロン冷凍機

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