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第三者意見

マルハニチログループCSR報告書2017 第三者意見

特定非営利活動法人
企業社会責任フォーラム
阿部博人

マルハニチログループのバリューチェーンは水産物の調達から食卓まで、グローバルに大きく連なっている。本報告書のトップメッセージに記されているように、同社グループのCSRは持続可能な水産資源調達をはじめとするサステナビリティにほかならない。従前からの取組みに加え、2016年度は様々な進化が見られる。

環境面では、「MSC」「ASC」認証商品の取り扱い強化があげられる。MSC漁業認証は日本ではまだ少なく、その一つが北海道のホタテであり、同社グループによる2017年の本格的な販路開拓は日本の持続可能な漁業をけん引するものと高く評価できる。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、MSC認証のさらなる普及拡大に同社グループの果たす役割は大きい。2017年8月20日に名古屋議定書が日本でも効力が生じた。地球環境問題に関しては、地球温暖化防止のほか、生物多様性の保全が記述されているが、さらに具体的に取り組むことが期待される。

完全養殖クロマグロの新ブランド「BLUE CREST」誕生と本格商業出荷は、社会的課題を本業を通じて解決するというCSRの本質を実現する事業である。やわらか食「ソフリ」は高齢社会の顧客・消費者の要請や期待に応えるものである。

ステークホルダーとしての従業員に対しては、ダイバーシティ推進室が設置されたことが特筆される。「マルハニチロ株式会社 女性の活躍を推進するための行動計画」に基づく女性従業員活躍の施策が充実されるものと思われる。女性役員就任については、コンプライアンスや消費者課題に明るい女性を社外から招へいし、女性活躍推進の本気度を社内外に明示することもよいのではないか。

サプライチェーンにおける人権・労働問題については、タイの水産子会社を例に、積極的に取り組まれていることがわかる。リスクマネジメントの観点からもなお一層グローバルに目を配る必要があろう。

地域社会への貢献については、定評ある活動が継続されている。

以上、本報告書について、特に評価すべきいくつかの活動についてふれた。次に、これから大きく転換すべきと思われる事項について述べる。

昨今、ESG投資が注視され、株主・投資家がESGを促し、その影響力がますます高まっている。ESGへの取組みは株主価値を向上させる。ESG投資の普及もあって、財務情報と非財務情報をまとめて開示・説明する統合報告書が作成されるようになった。また、社会的課題に対する社会的責任をマテリアリティ(重要事項)の観点から明確にする取組みも見られる。

ISO26000やESG投資の選定指標を参考に、先行するベンチマークをふまえ、マテリアリティの実施と開示・説明に取り組んでいくことが望まれる。CSRに関する報告書のあり方を見直すことによって、CSRが見直される。

コーポレートガバナンスについては、その形式のみならず、実効性が問われるようになってきており、経営の様々なレベルで、より社外の視点が重視されてきている。CSRは経営そのものであり、CSR全般と各論において外部の有識者・ステークホルダーとの対話を行い、CSRに取り入れ、報告書に記載することにより、CSRはさらに進化し深化する。

同社グループのCSRに関する取組みと報告は転機にあると思われ、新たな姿勢と実施を期待する。

第三者意見を受けて

マルハニチロ株式会社
取締役 専務執行役員
渡辺 淳

マルハニチログループの活動報告について、貴重なご意見およびご指摘をいただき、誠にありがとうございます。

企業の使命は、お客様をはじめとした多くのステークホルダーの皆様への責任を果たしつつ、持続的に成長し、企業価値の向上を図りながら社会の発展に貢献していくことにあります。この使命を果たすためにマルハニチログループは「グループ理念」を掲げ、事業活動に邁進しています。

ご意見を頂きましたように、持続可能な水産資源調達をはじめとするサステナビリティは、当社のCSRにおいて欠かせないテーマであります。「MSC」「ASC」認証のさらなる普及拡大、高齢社会からの要請や期待に応える「やわらか食」、持続可能なサプライチェーンの構築など貢献できる分野は多々あると考えています。また、「企業はなによりも人にある」「人は創意と進歩に生きる」と社訓に掲げており、昨今の社会や労働環境の変化に対応すべくダイバーシティ推進室を設置致しました。

ESGへの対応及び開示、社会貢献の新たな取り組みやコーポレートガバナンスの実効性など取り組むべき課題はたくさんございますが、「世界においしいしあわせを届け続ける」事を念頭に置き、新たな価値を創造する姿を多くのステークホルダーの皆さまにご報告できるよう、日々取り組み、そして進化に努めてまいります。

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