5市場の動向

健康志向の高まりや人口増加を背景に
水産資源の需要が世界的に向上

近年、欧米先進国の健康志向の高まりによる魚食の増加や、中国やインドなどの新興国の人口増加を背景に魚需要が世界的に高まっており、グローバルな規模での水産資源の争奪戦、さらには魚価の高騰が起きています。

一方、日本では、食の欧米化と少子高齢化にともなう人口減少を背景に、魚価の高騰も影響し魚の消費量が減少傾向にあります。加えて、日本の水産物自給率は約60%で、約40%近くを輸入に依存しており、国内漁業を活性化させることも大きな課題となっています。

こうしたなか、マルハニチログループは、水産資源の持続性に配慮しながら「調達・供給能力の強化」を図るとともに、全国各地の漁業共同組合の皆さまと連携しながら「国内漁業の活性化」に努めていきます。

指針1 世界市場を見据えて

世界の水産資源の持続性に配慮しながら
水産資源の調達・供給能力の強化を図ります。

海外市場における基盤の拡大は、多様な魚食の提案力を強化していくためにも、グローバルな魚の争奪戦に対応していくためにも重要なテーマです。マルハニチログループは、協業や買収も含め、新たな資源アクセスの確保や成長著しい海外水産物市場に適した加工機能の強化を進めていきます。また、海外市場でのニーズを洗い出し、これまで日本向け商品の生産が中心だった新興国の生産拠点で現地や第三国市場に適合する商品群の開発を進めていきます。さらには未開拓市場や未開拓分野を見据えて、そのニーズや特性を調査・分析していきます。

指針2 国内市場を見据えて

全国各地の漁業協同組合の皆さまとの
連携強化を図り国内漁業の振興に努めていきます。

日本の領土面積は、現在世界第61位ですが、領海と排他的経済水域の広さは世界第6位で、“世界の三大漁場”と呼ばれる三陸海岸のように豊富な水産資源をもっています。そこで、マルハニチログループは各地の漁業協同組合の皆さまと連携を図りながら、地元との共存共栄の関係づくりを推進しています。例えば、鹿児島県漁業協同組合と提携して、安定した魚価が見込める養殖カンパチの新しい流通網の整備を共同で実施しているほか、山口県では地元の漁協の要請に応えて漁業会社を設立、新船を建造するなどして地元漁業の振興に貢献しています。

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