社員インタビュー

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研究
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財務
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石井 孝裕 株式会社マルハニチロ畜産 事業二部食肉第一課 2006年入社 法学部卒

私の仕事内容

 アメリカからハムやソーセージの原料となる豚肉を輸入し、国内メーカーやスーパーなどの量販店に販売するのが私の主な仕事です。マルハニチログループでは、仕入れと販売の担当が分かれていることが多いのですが、私の仕事では、海外での仕入れ業務から商品企画、国内での販売という一連の流れを一人で担当しています。一般的に知られていませんが、実は豚肉は輸入の際に複雑な関税(差額関税)がかかる品物。基準輸入価格が決められており、実際の仕入金額がこれより安い場合は差額を関税として支払わなければなりません。このことは私たち商社が努力してどれだけ安く仕入れようとも、日本で安く売ることは容易ではないことを意味しています。この関税制度下では、豚肉は価格で勝負することが難しい商品なのです。そのため、商品の品質・規格の差別化に努めることが重要と考えた私は、メーカーで加工しやすいようお客様の要望に合わせて、あらかじめ脂肪部分をミリ単位でトリミングしたり、ハム製造の際の加水注入がしやすい畜種や商品規格を提案するなど、あらゆる手を尽くして差別化のための工夫を行っています。

私の過去・現在・未来

 収益性の高いビジネスモデルを構築したい、そう言って入社した私が1~2年目に取り組んだのは国内の物流についての改善でした。それまで、重量や配送箇所ごとにかかっていた物流コストを見直し、一定の数量が見込める納入先やエリアを大別して、包括的な価格交渉を行うことで、配送コストの大幅な削減を実現しました。
 3年目以降は自らアメリカでの買い付けも行うようになり、いよいよ新しい商流づくりに取り掛かりました。前述のとおり、豚肉は差額関税制度により、海外の安い豚肉を輸入しても、日本で安く販売することが難しい商品。しかし、ある程度加工された豚肉は差額関税とは別の税率(定率関税)で扱われるという法律の仕組みに目をつけ、顧客の工場を訪問し、どんな需要があるのかを調査しました。その結果今、刻んだ豚肉にみりんやしょうゆなどの調味料を混ぜた商品を企画しているのです。過去にも、刻んでこしょうを混ぜたシーズンドポークという商品があり、ソーセージの原料として利用されていましたが、汎用性の低さが課題でした。しかしこれならば、冷凍肉まんやつくねなどの材料としても利用可能で汎用性が高まります。複雑な関税制度下において、いかに安価で使い勝手の良い豚肉商品を輸入できるか、このような商流づくりが私の腕の見せ所なのです。

学生時代の私
 大学1年生で始めた学習塾講師のアルバイトを卒業まで続けました。将来の夢をしっかりと持たせる、少しでも成績が上がったら大いに褒める、生徒一人ひとりと二者面談をするなど、生徒に勉強のやる気を持ってもらい、成績をあげるために必死になって様々な工夫をしていました。
VISION

 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の締結が注目されていますが、もし関税が自由化されれば、複雑な関税制度を持つ豚肉事業は商流・物流を含めて大きく変わります。このような業界の大変革期こそ、これまで取り組んできた新しい商流を作る力が一層重要になってくるでしょう。この変化をどのように捉え、どのように対処していくかを顧客と一緒に考え、助け合いながら、新しい時代に合ったビジネスモデルを作っていきたいと思います。

だからマルハニチロ

 大学時代はキャリア官僚を目指していました。しかし、入社後数年は下積み期間が続くなど、職場の実態を先輩から聞くうちに、それまで曖昧だった自分の目指す姿がイメージできるようになり一般企業の就職に方向転換しました。その時私が思い描いたのは、若いうちから日本を動かすような大きな仕事がしたいということ、金融やIT業界ではなく、泥臭い実体あるビジネスで世の中に貢献したいということの二つです。その延長線上に当社が浮かんできたのです。
 当時私が受験したのは合併前のマルハ。マルハと言えば、もとの社名を大洋漁業といい、かつて多くの不動産や球団まで保有した巨大な水産会社です。しかし、当時はピカイチのネットワークと知名度を持ちながらも、流動負債を抱えていました。そこで、私は生意気にも面接で『入社したら、収益性に富んだビジネスモデルを構築する』と意見。高収益体質でなかったからこそ、若いうちから活躍できるチャンスがあると考えたのです。
 実際に今、大手総合商社で働く友人の話を聞く限り、彼らよりもはるかにスケールの大きな仕事をしているという自負があります。入社年次に関わらず積極的に仕事に挑めば、挑戦の機会を与えてくれる当社を選んでよかったと実感しています。

メッセージ
 人と同じ場所にいることに安心していないで、一歩前に出てください!私が若い方に一番伝えたいのはこのことです。社会に出れば、自分で手を挙げて意見や自分のやりたいことをアピールしなければチャンスは巡ってきません。それは好きな人に告白するのと似ていて、ちょっと怖かったり、面倒だったりするかもしれません。でも大きなチャンスロスをしていることに気づいてほしいと思います。やりたい仕事が見つからないという方も一歩前に出ることで道が拓けると思います。

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