DHA

DHAとはドコサヘキサエン酸(Docosahexaenoic Acid)の略で、"私達の体に必須の脂肪酸(栄養素)"です。脂肪酸とはいわゆる"油"を構成するモトになるものです。

体内ではほとんど合成されないため、食事を通じて摂取する必要があり、魚介類にはDHAが豊富に含まれています。

DHAの化学式

DHAの血中脂質低下作用

図 長期摂取時の中性脂肪低下作用

DHAの継続的な摂取は中性脂肪の低下を促します。血中脂質の低下は血液の粘性を下げ、虚血性心疾患等の予防に効果的に働きます。なお米国では、DHA等のω-3脂肪酸を含む食品に対して冠動脈心疾患のリスク低減表示を行うことが認められています。

マルハニチロは日本で初めて、DHAを関与成分とするトクホ「DHA入りリサーラソーセージ」を開発しました。また、そのシリーズ品であるハンバーグタイプやハムタイプについても先日、新たにトクホを取得しました。

DHAの脳機能改善作用

DHAは脳機能の改善や神経系の発達に対して良い影響を与えるといわれており、既に乳幼児用の粉ミルクに配合される等の応用がなされています。

マルハニチロでは基礎と臨床の両面から研究を行っており、現在、島根大学医学部と連携してDHA・EPA の認知機能などに及ぼす影響を調査する臨床試験を実施中です。まだ進行中ではありますが認知症の進行を抑える効果が観察されており、結果が待たれます。

調査概要
PDFファイル(PDF:114KB)
試験デザイン
二重盲検並行群間比較試験。
対象
島根県川本町在住の認知症と診断されない65歳以上の高齢者。
詳細
「DHA 入りリサーラソーセージ(DHA850mg、EPA200mg)」またはオリーブ油を添加したプラセボソーセージを1~2年間摂取させ、認知機能への影響を検証する。

図 赤血球膜脂肪酸組成

図 相関解析

*:平均値± SE、p< 0.05( 2標本 t検定)

参考文献

  1. Tamai T et al.,Biol Pharm Bull., 2007,30(12), 2381-8.
  2. Itoh T et al., Bioorg. Med. Chem., 2006, 14, 98-108.
  3. Yamamoto K et al.,Bioorg Med Chem Lett., 2005, 15(3), 517-22.
  4. Fujita S et al.,Br J Pharmacol., 2001, 132(7), 1417-22.
  5. Nishikawa M et al., J Physiol., 1994, 475(1), 83-93.
  6. 玉井忠和ら.ドコサヘキサエン酸含有魚肉ソーセージの血中脂質に及ぼす影響(I)ドコサヘキサエン酸用量の設定試験、および過剰摂取安全性の検討試験.日本臨床栄養学会雑誌.2004;25(4):293-302.
  7. 玉井忠和ら.ドコサヘキサエン酸含有魚肉ソーセージの血中脂質に及ぼす影響(II)3ヶ月間の摂取による効果確認試験と安全性の確認試験., 日本臨床栄養学会雑誌., 2004;25(4):303-311.
  8. 大和田潔ら.DHA摂取による高脂血症治療効果.日本予防医学会.,2007;2(1):27-32.
  9. 橋本道男.DHA・EPA協議会、日本水産油脂学会主催 第11回公開講演会「DHA・EPAによる疾病予防」

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素材開発
  • DHA
  • コンドロイチン硫酸
  • アンセリン含有サケエキス
  • DNA-Na
  • プロタミン
  • 医療用素材(検討中の素材)

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