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経営方針

トップメッセージ

伊藤社長

「再生と一丸への挑戦」の2年間を通じて実現してきた経営基盤の強化と、グループシナジー創出力を生かして「成長への挑戦」を進めてまいります。

「再生と一丸への挑戦」の節目を迎えて

2016年3月末、当社グループは2014年度からスタートした中期4ヵ年経営計画「Challenge toward 2017」の前半2年間、「再生と一丸への挑戦」期間の終了の節目を迎えました。この間、事件によって大きく揺らいだ社会からの信頼回復に全力を尽くすとともに、2014年度のグループ6社統合による事業持株会社体制のもと、業績および商品・企業ブランドの回復に全力を挙げてきました。その結果、2015年度の主な経営指標においては、おおむね当初計画を上回る成果をあげることができました。

2016年度からは中計の後半2年間である「成長への挑戦」期間がスタートします。好調な事業についてはさらなる成長へ、課題を残した事業については原因を徹底的に分析し解決することで、成長戦略を着実に実行し、中計最終目標である売上高9,000億円、営業利益200億円を達成していきたいと考えています。

「成長への挑戦」へ向けて

当社グループは水産物を世界各地へ安定供給していくためのグローバルな資源アクセスの強化に注力し、安定した利益が出せる体制を構築することができました。こうした状況をさらに強化するため、今後はグローバルな販売網の再構築を図ってまいります。

国内では、クロマグロの完全養殖サイクルの取り組みが成果を生んでいます。2015年に初出荷を果たし、年々出荷量を増やしながら、2018年度には人口種苗による増加分を合わせ、国内養殖マグロの約3分の1を占める4,400トンの出荷を計画しております。さらに今後は、クロマグロの完全養殖で蓄積した知見や技術をカンパチ、ブリに展開していく計画です。

冷凍食品は、全体的に業績は好調ですが「アクリブランド」においてはいまだ収益が回復していません。今後いっそうのコスト競争力と商品力の強化を図っていきます。2017年4月から新石巻工場を稼働させることにより売上増が見込めることから、アクリブランドの回復も含め中期的に冷凍食品分野を成長事業として取り組んでまいります。

また、当社はDHAやEPAといった水産物由来の健康栄養素を豊富に含む食品の提供を通じてお客さまの生涯にわたる健康維持をサポートする「生涯健康計画」というコンセプトを推奨しています。2015年4月から「機能性表示食品」制度が施行されたこともあり、加工食品を中心に全品目を視野に「おいしさと健康」を提供する商品開発に注力していきます。

今日を生きると同時に、常に明日を考える――私の経営の基本姿勢に基づいて、中計の最終ゴールをめざすとともに、「世界においしいしあわせを」お届けするためステークホルダーの皆さまと持続的な成長を分かちあってまいります。

2016年6月

マルハニチロ株式会社
代表取締役社長
伊藤 滋


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