おさかなギャラリー:マルハニチロ食品

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ゴウシュウマダイ

ゴウシュウマダイ
Illustrated by 鈴木勝久
英名
Red snapper、Silver seabream, Bream(若魚、ニュージーランド)、Squire(若魚、オーストラリア)
学名
Pagrus auratus (Forster)
別称
ニュージーマダイ
分類
スズキ目 タイ科 マダイ属
体長
80cm、最大1.3m
分布域
ニュージーランド周辺、オーストラリア南部
特徴
日本産のマダイに近縁で形はよく似るが、本種の体色は金色がかったピンク色で、マダイより赤味が薄く、青い斑点は色が薄くてやや大きい。また、マダイより頭が大き目。水深200m以浅の大陸棚にすみ、稚魚は内湾の藻場などに多いが、成長に従って深場の岩礁域や砂地へ移動する。エビやカニなどの甲殻類が主食だが、ゴカイ、ウニ、クモヒトデ、貝類、魚類など幅広く餌とする。産卵は、春から初夏(10月~1月)にかけて、沿岸の水深20~70mで行われる。寿命は約60年。主に、ニュージーランドの北部でトロール漁、延縄、釣りで漁獲され、生鮮または冷凍で輸入される。現地では、ゲームフィッシュとして人気が高い。
料理法
輸入されたものは、マダイより身が柔らかく味も落ちるが、天然物としての淡白な旨味がある。もちろん、現地で鮮度の良いものを食せばもっと美味しいものであろう。刺身、塩焼き、潮汁など、料理法はマダイに準ずる。