ミナミユメカサゴ(旧アラカブ)
- 英名
- Red gurnard perch
- 学名
- Helicolenus percoides (Richardson & Solander)
- 別称
- アラカブ(商品名)
- 分類
- カサゴ目 フサカサゴ科 ユメカサゴ属
- 体長
- 25~35cm
- 分布域
- オーストラリア~ニュージランド
- 特徴
- 日本産のユメカサゴの近縁種。頭部と背鰭のトゲには毒がある。体色は変異が大きいが、主に赤橙色で、背中から腹部にかけて、濃い赤色の帯を3~4本もつ。また、深い所に生息するものほど体全体に赤味が強い。水深200~600mの大陸棚から大陸棚斜面にすみ、エビ、イカ、魚類などを食べる。繁殖は卵胎生。寿命は40年以上。トロール漁で混獲され、主にラウンドで輸入される。アラカブという呼び名は、下関や九州で「カサゴ」を指すもので、ニュージーランド水域で最初に本種を漁獲したトロール船の船員に下関の出身者が多かったために付けられたものである。
- 料理法
- 肉は良質の白身で、カサゴの代用として、煮付け、味噌汁、潮汁、塩焼き、空揚げなどにして美味しい。