印刷


従業員とともに

働きやすい職場環境づくり

人事制度

マルハニチロは、社訓に掲げた「企業は何よりも人にある」、「人は創意と進歩に生きる」を具現化するものとして人事制度を位置づけ、社会や労働環境の変化に対応した制度の整備・拡充に努めています。

現在の人事制度は2014年4月から運用を開始し、「経営計画の実現」と「従業員のワークライフバランスの実現」を目標としています。

この2つの目標の実現に向けて、「人材の育成」「ワークライフバランスの実現の支援」「CSRへの取り組み」「あるべき人材像の共有」という4つに狙いを定めています。

(1)人材の育成

経営計画を実現し発展していくためには、何よりも変化に対応できる人材をいかに育成していくかが最大のポイントです。人事制度では、組合員は入社からの一定期間を育成期間と位置づけ、コア能力要件を等級毎にきめ細かく設定し、また業務プロセスにも重点をおくことにより、能力開発および育成を促進します。

また、管理職は役割等級制度に基づき、組織目標の達成を担うとともに「戦略的思考と行動力」、「業務の効率化」と「部下の育成」に重点をおいた役割を定義します。

(2)ワークライフバランスの実現の支援

ワークライフバランスの実現とは、「仕事」と「仕事以外の生活(育児や親族の介護、地域活動や自己啓発など)」との調和がとれ、その両方が充実してシナジー効果を生んでいる状態と定義されています。

ワークライフバランスが実現すれば、社員はより充実した生活を送ることができ、会社は社員の力を十分に引き出すことができるため、 会社と社員がともに発展し、社会全体にも活力が生まれると言われています。社員が心身ともに健康で元気に働き続けられることは、会社にとって非常に大切なことであると考えます。

(3)CSRへの取り組み

マルハニチロは、CSR経営の徹底を経営方針に掲げています。全社員が高い意識をもってグループ理念を共有し、実践していくことで、ステークホルダーに信頼され、かつ社員自身も誇りをもつことができる会社をめざします。

(4)あるべき人材像の共有

継続的な成長を実現するためには、これからのマルハニチロを支える人材を育成することが必要不可欠です。これはマルハニチログループの社訓「企業は何よりも人にある」に通じるものです。マルハニチロが社員に求める姿勢や行動を「あるべき人材像」として具体化し、「全社員に求めること」・「管理職に求めること」の二つを定義しています。

マルハニチロの「あるべき人材像」
【全社員に求められること】

・「会社は自分に何をしてくれるのか」ではなく、「自分には何ができるのか」、「どうすれば同僚や組織、お客様に貢献できるのか」という姿勢を持ち続ける
・現状に甘んじることなく、世の中の変化を敏感に感じ挑戦し続ける
・常にグローバルな視点を持ち、また、ときには上司にぶつかる気概を持ち、自ら変化し、成長し続ける

【管理職に求められること】

・高い目標を掲げ、自己研鑽を怠らず、同僚・部下へ良い手本を示しながら、その能力を存分に発揮できるように常に働きかける
・自身の考えを伝えるだけでなく、部下の思いに耳を傾け、真っ直ぐに向き合い、部下の成長をともに喜ぶ
・自分達の未来に責任を持つ。そして、部下を自分以上の人材に育てようとの姿勢と責任を持つと共に、部下の健康にも配慮する

工場地域社員へ新人事制度を導入

2014年度に実施した従業員満足度調査の結果から、工場地域社員の日常業務へのモチベーションに大きく影響を与えている要因として、「休暇や労働時間」のほか、“会社の事業に意義を感じられている”、“将来に夢をもてている”といった「会社関与」などがあげられました。これらの結果を踏まえ、工場地域社員が、安心して長く働き続けられるキャリアプランや将来像を明示し、働きがいをより高めてもらうことを目的として、新たな人事制度を2017年4月より導入しました。

具体的には、工場地域社員が安心して働き続けられるよう、社員およびその家族のライフサイクルに配慮し、住居費や子どもの養育費に対応した考え方を制度に盛り込みます。また、工場地域社員の年間の所定総労働時間についても、2019年4月までに総合職・エリア職社員と同一とする予定です。

制度の導入に向けては昨年、各工場の工場地域社員に制度説明会を実施しました。また組合員のいる工場においては労使協議会を開催し合意に至っております。

能力開発制度・研修の整備

マルハニチロは幅広い研修体系に基づき、従業員一人ひとりの能力を高め、補完的なキャリア開発を支援する人材育成制度を整備しています。

キャリアの節目となる従業員を対象とし、役割・責任に応じた知識を習得する階層別研修や、業務上必要とされる基礎スキルを自主的に習得するための選択研修などの集合研修を実施しています。

またこれらの集合研修とは別に、従業員各々の能力向上を目的とした自己啓発通信研修や資格取得奨励制度なども取りそろえています。

さらに職場全体で新入社員を育成していく新入社員OJT制度を円滑にすすめるために、OJTリーダー養成研修やフォローアップ研修を実施しています。

マルハニチログループの能力開発制度に関するガイドブック

マルハニチログループ従業員満足度調査

マルハニチログループでは、これまで2009年、2012年、2014年に従業員満足度調査を実施しました。この調査は、従業員が何に働きがいを感じているかを測るとともに、職場の風土がどのように変化しているか、新たな課題は何かを調査することを目的としています。

また調査結果に基づき、従業員が高いモチベーションをもって働ける職場づくりをめざし、マルハニチロ大江工場をモデル工場と位置づけ、同工場にて職場風土改革に向けた取り組みを2015年から2016年にかけて実施しました。

ワークライフバランス

マルハニチロは、従業員が仕事とプライベートをともに充実させることのできる環境づくりに取り組んでいます。従業員の年次有給休暇の取得率向上を支援する「計画年休制度」、産後から会社復帰までの育児を目的とする「育児休職制度」、さらに育児や介護と仕事の両立を支援する「短時間勤務制度」を整備し、多様なワークスタイルに対応する環境を整えているほか、長時間労働の削減策として「ノー残業デー」を設定しています。

2016年度からは育児と仕事の両立支援のさらなる充実をめざし、育児休職期間を、子が“1歳6ヶ月に達する日まで”から、“満2歳に達する日まで”に延長しました。また短期育児休職制度を拡充し、とくに男性従業員の積極的な育児参加を促しています。また、介護と仕事の両立支援(外部Webサイトを通じた情報提供およびセミナーの開催)の継続など、引き続き従業員のワークライフバランスの向上を図り、全ての従業員が安心して働くことができる職場環境づくりに取り組んでいきます。

各種休職制度利用状況
  育児休職 介護休職
2016年度 35名(4名) 0名
2015年度 32名(0名) 0名

( )内男性社員利用者数

平均年次有給休暇取得日数
2016年度 8.8日
2015年度 8.5日

「女性活躍&ワークライフバンス推進のための社員意識調査」の実施

2015年に施行された「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき、マルハニチロにおける女性活躍を推進するための行動計画を策定しました。今後、取り組みをより効果的なものにしていくため、2017年2月にマルハニチロ社員約2,000名を対象に、従業員が「仕事」「働く価値観」「職場風土」などについてどのように感じているかを調査し、当社の女性活躍およびワークライフバランスの推進に向けて現状分析および課題抽出を目的とした意識調査を実施しました。

この調査結果をもとに、今後具体的な取り組みを策定していく予定です。

育児休職者ミーティングの開催

マルハニチロでは、育児休職中の社員の復職のサポートする施策を整備しています。

2016年10月17日(月)、マルハニチロ本社にて「育児休職者ミーティング」を開催しました。育児休職者13名と休職経験者6名の社員が参加し、経験者による「仕事と育児・家事の両立」「復職後の仕事内容」などをテーマしたパネルディスカッションや、休職者と経験者との座談会を行いました。休職経験者から、仕事と育児の両立のコツの紹介や、復職後の周囲の協力体制など具体的な情報提供があり、育児休職者の職場復帰に関する悩みや不安の軽減につながるミーティングとなりました。

育児休職者が前向きに復職の準備ができるよう、継続して実施していく予定です。

介護と仕事の両立に向けた講習会の開催

マルハニチロでは、今後介護に携わる従業員の増加が想定されることから、介護と仕事の両立支援に向けた取り組みを推進しています。

2016年8月25日(木)、マルハニチロ本社で「介護と仕事の両立講習会」を開催しました。株式会社ワーク・ライフバンス社長 小室淑恵氏による、介護の現実や当社の人員構成の変化に応じた働き方の対応などについての講演がありました。

また、2017年2月8日(水)には宇都宮工場でも同様に開催しました。当社の介護制度についての質問もあり、参加者の関心の高さがうかがえるセミナーとなりました。

いずれの開催も多数の従業員が参加し、受講後のアンケートでは「具体的な対策が分かり参考になった」「介護について前向きに考えるきっかけとなった」となどの声が寄せられました。

今後も定期的に介護と仕事の両立に向けた講習会を開催していく予定です。

本社での開催

宇都宮工場での開催

労使関係

マルハニチログループでは、企業の持続的発展を実現し、従業員の生活安定を図るためには、良好な労使関係の維持・向上が前提にあると考えています。経営課題や生産性向上の諸課題、組合員の労働条件や総合福祉について、労使が共通の認識に立ち、双方の立場を尊重し、対等の立場で真剣に議論を深めるために、マルハニチロユニオンと「労使協議制」を導入し、労使対等の立場で協議する場を設けています。

この労使協議では、経営方針や経営状態などへの認識を労使が共有するとともに、労働条件などの諸課題については労使が合意するまで徹底的に議論することなどが定められています。

2016年度は、計23回の労使協議を実施しました。

労使協議実施回数
2016年度 23回
2015年度 21回

社会・環境

CSR報告書2017

CSR報告書バックナンバー

知る・楽しむ マルハニチログループの食育関連サイト

CSRJAPAN

電子ブックで読む CSR図書館.net

CSRレポート 社会・環境報告書 エコほっとライン