「食」と地球の未来を拓く。
マルハニチログループは、地球との共生という視点を大切に、「食」の未来を拓く研究・開発を続けています。

中央研究所
これまで研究所はつくば市と川崎市の2ケ所に分かれていましたが、2008年4月つくば地区へ統合され、研究開発の一層の効率化と広範な専門性を活かした多面的な研究活動が可能となりました。世界各国の大学や公的研究機関、民間企業と連携を保ち、食品の味や物性の研究、新規機能成分の解明と機能性食品の開発、製造加工技術の開発、およびそれら機能成分のファインケミカルへの応用などが試みられています。

中央研究所が取り組む領域
機能性食品の開発
高脂血症や糖尿病、高血圧などの「生活習慣病」、「メタボリック・シンドローム」などの予防対策として、主に水産資源に由来する栄養成分や機能成分の効果を科学的に検証し、特定保健用食品などの新たな機能を付与した高付加価値食品の研究開発を行なっています。
2005年に発売が開始された業界初となるDHAを有効成分とした特定保健用食品「DHA入りリサーラソーセージ」は研究成果の一つです。
2005年に発売が開始された業界初となるDHAを有効成分とした特定保健用食品「DHA入りリサーラソーセージ」は研究成果の一つです。
バイオ技術の利用
これまでに培ってきたバイオテクノロジー技術をもとに、食物アレルギーの原因となる水産食材(エビ・カニなど)の検知法開発、高純度天然型DNAの医療素材への応用、培地用エキス、発酵食品の開発や培養細胞を用いた各種食品素材の生理活性評価などを行なっています。
新規素材の探索・抽出・製法検討
農水産物を中心とした天然資源から、さまざまな機能成分を探索し、その抽出・精製技術の開発、構造・生理活性作用の解析を行ない、高付加価値素材の開発に取り組んでいます。血圧低下作用を有するサーモンペプチドやアルギン酸オリゴ糖の健康分野への応用、サケ白子から抽出したプロタミンの食品保存料への応用、エラスチンペプチドやコラーゲンペプチドのアンチエイジングへの応用などが成果として上げられます。
水産油脂の利用法の開発
水産機能性油脂(DHA、EPAなど)の抽出・濃縮・精製技術の開発、さまざまな食品への応用のための酸化安定化技術の研究開発、ファインケミカル分野への応用に取り組んでいます。
特にDHAはマルハニチログループの重要素材の一つに位置付けられ、新規機能の探索に取り組むとともに、これを用いた高付加価値商品の開発を進めています。
特にDHAはマルハニチログループの重要素材の一つに位置付けられ、新規機能の探索に取り組むとともに、これを用いた高付加価値商品の開発を進めています。
水産食品加工技術の開発
水産物を中心に、広く食品分野で活用できる基盤技術や加工技術の研究開発を行なっています。具体的には魚介類の鮮度保持技術、魚肉蛋白質の変性・分解制御技術、魚介類に含まれるおいしさに関わる旨味成分の制御技術、マグロ等の肉色の制御技術、農水産物の非破壊評価技術の応用など、幅広い食品加工技術の研究を行なっています。「宇宙日本食」の研究開発というユニークな分野にも携わりました。
食品の「おいしさ」の評価
それぞれの食品が持つ「おいしさ」の本質を、消費者が感じる感覚で数値化(官能評価)し、その食品の科学的性質(成分・食感・匂い)との関連を調査することで、食品ごとの「おいしさの絶対評価」(定量的記述分析法などの活用)を行なっています。また、高度解析機器を駆使した物質レベルからのアプローチも実施。これらの結果をもとに、「おいしさ」と製法、保存条件、季節(旬)の違いなどの関係を明らかにし、より「おいしい」と差別化できる商品を開発する研究を行なっています。

